お気に入りの豚丼 [グルメ]
道東に行くと、帯広を筆頭に豚丼を売りにしている町が多い。どこもそれなりに美味しいのだが、「それなり」以上とまでは言えず、いささか残念に思っていた。
そんな中、意外や意外。札幌で「それなり」以上に美味しい豚丼屋を見つけてしまった。しかもよく行く狸小路で。
<阿寒の豚丼>
観光客目当てのHAGイート内、って地元民ならあまり入らないような場所なのだが、どうもこの店は地元の常連さんがほとんどで観光客よりも多い様子。これは美味し店のバロメーター。食べやすいサイズに切られた炭火焼の豚肉に山わさびをからませて食べれば、甘めのたれとの絶妙に調和されて極上の味わい。混むと嫌だったから今まで紹介しなかったけど、もう解禁しちゃおう。(まぁ、このブログに書いたからって急に客が増えるとは思えないけどさ…)
遺跡か残骸か [道東]
前の記事に引き続き鉄道関係の話題。
それは道東に出張した時のこと。根室管内の標津町から国道244号線で斜里町に向かって車を走らせていた。山道を走り根北峠を越えて下り始めた時、いきなり木々の間から視界に大きなな建造物が飛び込んできた。地図には載っていないローマの遺跡(は大袈裟かな)のような姿に、1時間は踏みっぱなしであったアクセルから慌ててブレーキを踏んだ。「なんだ、なんだ」と近寄ってみるとそこにこの越川橋梁と呼ばれる建物の言われが書かれてあった。
詳しいことは写真の解説に任せるが、要するに使われることなく残された鉄道用の橋である。更に言ってしまえば造った意義のなかった無駄な建築物。壊すのもお金がかかるから、国道を跨いでいる箇所だけ撤去され、他はそのまま放置されて世紀を超えても残ってしまったのだろう。
でもね…深い森の中にそびえ立つ姿は荘厳な雰囲気を醸し出していた。こんなものがあるとは知らなかったので、驚きもあり貴重なものを発見したかのような喜びもあった。
北海道は鉄道が外された地域がたくさんある。他にもこんな遺跡のような残骸があるのかもしれない。有名な観光地よりも、こんな発見の方が遥かに楽しい…気がする。
とぼけ顔 [雑記]
以前は網の目のように張り巡らされていた北海道の鉄道網であったが、20世紀後半に赤字路線の多くが廃線になって今ではかなりスッキリしてしまった。廃線後、取り残された駅は、地元の人たちによって残され、往時を偲ぶ施設になっているケースが結構ある。そんな施設にはたいがい駅舎と共に現役を引退した車両が展示してあるもので、懐かしい色合いの客車に混じって、除雪を目的に造られたラッセル車の姿を目にすることが多い。鉄道ファンの受けは分からないけど、いかにも北海道らしいものなので、物好きな観光客にはそこそこ受けているような気がする。
そんなラッセル車。置いてあるとついついカメラを向けたくなるのだが、正面から見るとなかなか味のある顔のように思えてくる。ちょっと間の抜けたとぼけ顔。気に入って幾つかカメラに収めたので、今回はまとめて公開したい。
①(左の写真)遠軽にて
②(上の写真)湧別にて
③(上の写真)相生にて
④(左の写真)夕張にて
ね、なかなかいいでしょ。僕的には①が一番好きかな。④は携帯のカメラのレンズが寒さで曇ってしまい、ソフトフォーカスをかけたような写真になってしまった。おかげでSFチックな雰囲気が出て宇宙人みたいに見えて可笑しい。
最後に現役のラッセル車が下の写真。
う~ん、味わいがないんだよなぁ~。
3度目の正直 [観光地]
たいへんご無沙汰しておりましたが、長い冬眠期間から漸く目覚めましたので、ボチリボチリと再開させていただきます。
それは札幌雪まつりの開催中に初音ミクの雪像が崩れて話題になっていた頃、僕は騒ぎを尻目に網走方面に出張していた。もちろん仕事が目的なのだが、わざわざこのタイミングにしたのは…流氷見たかったんス。
北海道に来て1年目、2年目は完全な空振り。3年目は意外や根室側の野付半島で欠片をかろうじて目にすることができた。しかし、やっぱり「これぞ流氷」ってカンジのを見たかった。なので4度目のチャレンジ決行!
しかし…ない。
流氷は来てはいたのだが、網走では少し沖まで行かないと見ることができない状況。一応仕事の合間なので流氷観光船に乗ってる時間の余裕はない。
またダメか…
と諦めかけたその時、過去の記憶が頭をよぎった。
…あそこなら見られるかも…
あそことは、網走の市街地からすぐの所にある能取岬(のとろみさき→記事)。少し沖に突き出ているので、流氷まで届くかも。車なら15分くらいで行けたはず。そのくらいの時間なら、ある。
ちょっとした山道を疾走して、すぐ能取岬に到着。そこには観光バスが何台も停まっているではないか。流氷見られる感がプンプン漂ってきた。
お…
おお…
おおおおー
遂に見たぞー!