函館の夜と霧(その2) [観光地]
ロープウェイのゴンドラが動き始め、次第に函館の街が俯瞰できるようになってくると同時に見え始めた夜景。
乗っている客から「きれい」という言葉があがり、目にしよう写真を撮ろうと街側の窓に人が集まったのもつかの間、行程の半ばを過ぎた辺りでゴンドラは立ち込めた霧の中に包まれた。落胆の声が充満したゴンドラは間もなく山頂の展望台に到着。当然展望台からは何も見えない。
そんな中、観光客はあっさり諦める人、霧が晴れるのを期待してねばっている人とさまざま。僕もせっかくだからねばってみることにした。しかし…
霧
霧
霧
時間だけが過ぎていくが状況は変わらない。喫煙所で一服して展望台に戻っても霧に包まれたまま。1時間ほどねばったところで諦めた。が、下りのロープウェイに戻りかけたところでどよめきが沸き上がった。慌てて展望台に戻ってみると…
霧がうすれてきた。
同時に姿を見せ始めた夜景。どよめきは歓声に変わり展望台は熱気に包まれた。
やっと見えた…
と思ったのもつかの間、また夜景は霧の中に。でも一瞬ではあったが夜景の一端は見えた。満足はしなかったけど、それでも嬉しい。しかし、このままねばり続けると夕飯を食いっぱぐれそうなので、意を決して函館山を下山した。
もやもやした気持ちを抱えつつ、ホテルまで少し寄り道しながらぶらぶら歩いてみた。
(つづく)
タグ:函館
目下一連の画像を整理中ですが、函館山麓には早朝に行きました。
しかも駆け足でしたので、じっくりと見ていませんが、「これだけは押さえておきたい」という場所だけは撮影してきました。
夜の赤レンガ倉庫もいいですね。
今まで昼間にしか行っていなかったので、今度はじっくり見て回りたいです。
by 北海道大好き人間 (2011-09-14 13:19)
追記。
函館山では終日、二輪車は通行禁止です。
ですから、麓に止めてロープウエイに乗るしかありません。
あと、私が初めて行った1977年8月には、津軽海峡を挟んだ対岸・青森の夜景を見ることができました。
展望台の人が「青森なんて滅多に見られませんよ」と言っていたくらいです。
by 北海道大好き人間 (2011-09-15 01:21)
そうですか、二輪はダメなんですか。
一般車も夜は通行禁止になりますが、10時以降は大丈夫なんだそうです。
こんな状況でしたので青森なんてとてもとても…
by 丹下段平 (2011-09-17 07:26)